甘酒のアルコールで飲酒運転になる?子供が飲んでも大丈夫?

2016年11月14日暮らし甘酒

甘酒のアルコール度数ってどれくらいなのか知っていますか?飲んでしまったら飲酒運転になるのでしょうか?

甘酒を子供が飲んでも大丈夫なのかも気になります。

お正月の神社での甘酒について気を付けることは?

今回は甘酒のアルコールがどの程度なのかをまとめてみました。

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甘酒のアルコールで飲酒運転になる?

甘酒という名前にもかかわらず、お酒の分類ではありません。

なのでアルコールが0なのかというとそうとも言いきれないんです。

甘酒は作り方が大きく2種類あります。実は原材料が違うんです。

  • 米と米麹でつくる
  • 酒粕でつくる

米と米麹が原材料の甘酒の場合、アルコール発酵しないのでアルコールゼロです。

酒粕を入れて作った甘酒の場合、少量のアルコールが入っているようです。これは原料の酒粕自体に8%ほどのアルコールが含まれているからです。ただし酒粕に水を足したり煮たりするのでアルコールは薄まったり気化します。アルコール濃度は低くなります。市販の甘酒は酒粕が原料でもアルコールは1%未満なので清涼飲料水、つまりソフトドリンクとして販売されています。

ですが少量のアルコールであっても、お酒に過敏だったり、すごく弱い体質だとアルコールの血中濃度が高くなってしまいます。

甘酒のアルコールが気になるようであれば、他にも粕汁や奈良漬、酒やみりんを使った煮物、ワインを使ったシチューなども気を付けなければいけません。

実際に捕まった例もあります。

かす汁を茶わん2杯食べて約2時間後に自家用車で帰宅途中、呼気1リットル中0.15mgのアルコールが検出され、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で書類送検

このような前例があるのでお酒が弱い人は気を付けた方が良いでしょう。

食べたり飲んだりしたのが甘酒であろうがそれ以外であろうが、結果的に法的に規定されているアルコール濃度に達すると酒気帯び運転になります。あくまでもアルコールの血中濃度が問題になりますのでご注意くださいね。

酒粕で作った甘酒はノンアルコールビールのようなものと覚えておくと良いでしょう。どちらもアルコール1%未満ですが大量に摂取するとアルコールの血中濃度が高くなるのは同じですね。

一般的な体質であれば1杯くらい飲んでも問題ないと思いますが、心配な場合は米麹の甘酒を飲むようにしましょう。

誤って酒粕の甘酒を飲んでしまったら、お水やお茶を飲んだり、時間を置くようにしましょう。

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甘酒は子供が飲んでも大丈夫?

上の章でお伝えした通り、甘酒はアルコールなしのものと、アルコール入りだけど1%未満のものがあります(市販の場合)。どちらも分類上はお酒でなく清涼飲料水です。つまり未成年の子どもでも飲むことができます。

ただし自宅で酒粕から作る場合はアルコールが残ってしまう可能性もあります。その甘酒を未成年者が飲むのであれば、水を足して薄めたり、火にかけてアルコールを飛ばして作るようにしましょう。フランベもおすすめです。

アルコールに関して問題がなければ、甘酒は栄養たっぷりなので子どもにおすすめです。飲む点滴といわれるくらい成分が点滴に似ているそうです。

甘酒の栄養

  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンB6
  • 葉酸
  • 食物繊維
  • システイン
  • グルタミン
  • オリゴ糖
  • アルギニン
  • アミノ酸
  • ブドウ糖

甘酒は美容にも良いことから毎日飲む女優さんもいるようですね。豆乳と混ぜて飲んだり、ヨーグルトに足すのも美味しいそうです。

甘酒は子どもにおすすめ

お米と米麹で作られる甘酒はノンアルコールですし離乳食にも適しています。江戸時代から実際に母乳の出が悪い場合に使われていました。

糖分を調整できるので手作りがおすすめです。既製品のものでも無添加を選べばよいですし、甘味が強いものは別のものに混ぜたり薄めて使えばOKです。

栄養たっぷりの甘酒は子どもにおすすめです。乳幼児には特にノンアルコールが大切なので米麹の甘酒を選んでくださいね。

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お正月の神社の甘酒について

お正月の神社でお屠蘇の代わりに振る舞われたり、売られている甘酒。

米農家が一年の収穫を感謝し甘酒をお供えするという意味もあるそうです。

お正月の神社の甘酒だから誰でも飲めるはずでしょ、と思うかもしれません。ですがこの甘酒は米麹で作ったものなのか、酒粕で作ったものなのかは、その場で聞かないとわかりません。

お酒が弱い運転者、乳幼児、妊婦を連れている場合はしっかり確認をとりましょう。米麹の甘酒なら何も気にせずに飲むことができますよ。

甘酒は体が温まるので、寒いこの時期、できれば飲みたいですね。

甘酒のアルコール度数のまとめ

甘酒のアルコール度数はゼロのものとノンアルコールのものがあることがわかりました。

一般的な大人は甘酒の種類を特に気にせずに飲んでいて平気なようです。

アルコールの影響が出やすい人、妊婦、乳幼児は米麹の甘酒を飲むようにしましょう。

栄養たっぷりで美容にも良いと噂の甘酒。

積極的に飲んでいきたいですね。

暮らし甘酒

Posted by エーモンド