喪中のお中元 お返しやお礼状はどうする?亡くなった人に届いたら?

2017年4月8日マナーお中元,喪中

自分が喪中の時にお中元が届いた場合の対応はどうしていますか?

お返しやお礼状は通常と同じで良いのでしょうか。

また故人宛にお中元が届いた場合は?

今回は自分が喪中の時に届いたお中元のお返しやお礼状について紹介します。

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喪中でのお中元 お返しはどうする?

お中元は感謝の気持ちの表れです。

感謝の気持ちに対してお返しは必要ありませんが、お礼状は必ず出しましょう。できるだけ早めがいいですよ。3日以内を目安にしましょう。

喪中であってもそれは変わりません。

お返しはマナーとしては不要ですが、それでもお返しをしたい場合には「御中元」を贈りましょう。時期をずらして8月の終わりまでに「残暑御見舞」「残暑御伺」としても良いでしょう。

ただしお返しであっても、喪中の時にお中元を贈る注意点もあります。

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喪中でのお中元へのお礼状

相手が何も知らないようであれば、通常のお礼状として送るのが良いでしょう。わざわざ喪中のことに触れる必要もないですからね。

相手が「喪中期間中」ということを知っていて、お中元ののし紙や時期の心遣いをしていただいたのであれば、その感謝の気持ちを文章にしたためましょう。

お礼状は封書かハガキが一般的です。封書だとより丁寧な印象になります。

封書で送る際に、文章が短くて便せんが一枚だけで終わってしまうことがあります。その場合は何も書いてない便せんを一枚後ろに重ねて封筒に入れましょう。

喪中のお中元へのお礼状の文例

喪中だということを知っていて気遣ってくれた方に対してのお礼状の文例です。

文例1

拝啓

毎日猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしですか。

このたびは結構なお品をいただきまして誠にありがとうございます。

いつも細やかなお心配りを頂き恐縮いたしております。

ご心配をお掛けしましたが私どももようやく落ち着きを取り戻してまいりました。

末筆ながら皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

敬具

文例2

拝啓

酷暑の候、時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

このたびはご丁寧なお心づかいを頂き誠にありがとうございます。

私どももようやく普段の生活に戻りつつあります。

まだしばらくは厳しい暑さが続きますが皆様どうぞご自愛下さい。

敬具

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お中元が亡くなった人に届いたら

お中元が故人宛に届いた場合は代理でお礼状を出します。お返しの品はまなーとして必要ではありませんが、贈っても問題はありません。

亡くなったことを

  • 相手は知らないままなのか
  • 葬儀などに出席していただいたのか

によって文面が多少変わってきます。参列者名簿や香典帳を見て確認しましょう。

品物を贈る場合はお知らせとして次のような文章を途中に入れると良いでしょう。

「本日別便にて心ばかりの品を送らせていただきました。どうぞお納めください。」

亡くなったことを知らなかった場合の文例

知らなかった場合や通知ができていなった相手に、亡くなったことをお知らせします。

文例1

拝啓

残夏の候、時下ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。

さて、このたびは思いがけず結構なお品を頂戴し、誠にありがとうございます。

父○○儀 去る○月○日に他界致しました。

ご通知が遅れましたことを深くお詫び申し上げます。

お送りいただいた品はさっそく仏前に供えさせていただきました。

父が生前に賜りましたご厚情に深謝いたしますとともに皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

敬具

文例2

拝啓

季夏の候、時下ますますご健勝のことと存じます。

このたびは父○○に結構なお品をいただきまして誠にありがとうございます。

父○○儀 去る○月○日に他界致しました。

連絡が遅れましたこと、衷心よりお詫び申し上げます。

お送り頂きましたお品は仏前に供えさせて頂きました。

生前に賜りましたご厚情に深く感謝いたします。

時節がらご自愛くださいますようお祈り申し上げます。

敬具

亡くなったことを知ってた場合の文例

葬儀にも出席して頂いたり、亡くなったことを知っている相手への例文です。

文例1

拝啓

避暑の候、時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

さて、このたびは思いがけず結構なお品をいただきまして誠にありがとうございます。

生前に賜りましたご厚情と、いつもながらのお心づくしに、あらためて家族一同深く感謝申し上げます。

ご家族の皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。

敬具

文例2

拝啓

梅雨明けから本格的な暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、このたびはご丁重なお中元の品をお贈りいただき、誠にありがとうございます。

生前に賜りましたご厚情に深謝いたします。

暑さ厳しき折り、くれぐれもご自愛下さい。

敬具

自分が喪中でお中元が届いた場合のまとめ

自分が喪中であってもお中元が届いたらお礼状は出しましょう。品物をお返しするかはどちらでも構いません。

ただし喪中時にお中元を出す場合にはのし紙や贈る時期に注意しましょう。

故人宛にお中元が届いたときもお礼状を出すようにしましょう。

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