四十九日のお供え物は何がいい?金額の相場とのしの書き方マナーも
四十九日の法要に参列する場合、香典以外にもお供えの品物を持参することが多いようです。
ですが一体何を持っていけばいいのでしょうか。
四十九日のお供え物をどんな品物にするべきかだけでなく、御供物の金額の相場やのし紙の書き方についても一緒にマナーについて紹介します。
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お供え物は、殺生に関わることから魚や肉は避けるべきです。
そしてお供え物はすぐに食べるとは限りません。「食べ物は大切に」ということから、腐らせて捨てることがないように日持ちするものがいいでしょう。賞味期限が1か月程度あるとかなり安心ですね。
もちろん食べもの以外をお供えすることもあります。
四十九日のお供え物と言えばこれらが定番でした。
- お菓子
- 線香
- ろうそく
- 花
現在はあまりこだわりませんし、乾物やお茶をお供えすることもあります。夏ならそうめんもいいでしょう。
御仏前とは別に「御供物料」として現金を渡すこともありますね。
ただし親族でのルールや決まり事があれば、それに従った方がいいでしょう。
四十九日のお供え お菓子
お菓子を選ぶときにどんなものにするか悩みますよね。
これは故人が好きだったものが一番かと思います。和菓子でも洋菓子でも問題ありません。お饅頭やお煎餅が多いかと思いますけどね。
その中でも、できれば個別包装がされているものが良いでしょう。羊羹やカステラを選ぶ場合も一切れずつ小分けになってるものを選びましょう。
なぜなら四十九日の法要後に「お下がり」がある場合の気遣いからです。お下がりとはお供え物を法要の参列者に配って持って帰ってもらうことで、分けやすい方がいいですよね。
なので違う種類が何個も入っている詰め合わせのお菓子よりも、1種類が10個、15個入っているお菓子の方が喜ばれますよ。
お菓子は地元の有名店などで買うと、別の参列者とかぶってしまうことがあるので、施主に相談しておいた方がいいかもしれませんね。
四十九日のお供え 果物
葬儀には盛り籠として売られている果物を使いますよね。詰め合わせや盛り合わせを贈る場合、果物の個数は奇数にするというマナーがあります。
ですが地域によって法要の時には三方や高月に乗せて供えることがあります。三方や高月がない場合はお寺で借りれるか確認するといいでしょうね。フルーツはバラバラで買った方がいいでしょう。
どのような果物にするかですが、一般的に丸い旬の果物が良いとされています。魂の形が丸いと信じられているという理由からかもしれません。果物は切ったりせずに丸のままお供えしましょう。
ですがあまりこだわりすぎず、故人が好きだったものを選ぶのが喜ばれるかと思います。
ただし日持ちしない苺やバナナの場合は、早めに食べてもらうように伝えたり配慮が必要でしょうね。
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四十九日のお供え 花
お花を選ぶ場合は施主と相談すると良いでしょう。お花ばかり沢山になってしまうのも困ることがあるからです。
四十九日までは基本的に白いお花を飾ります。菊や百合などが一般的です。薔薇などトゲがある花は避けましょう。
身内などで、そこまでマナーを気にしなくてもいいような親しい間柄であれば、多少色味があっても故人の好きだったお花の方がいいかもしれません。白をベースにしたフラワーアレンジメントなどにするのがおすすめです。
お花を贈る場合ですが、法要をお寺で行うなら式が始まる前に、自宅で行うなら法要の前日の午後に届くようにするといいでしょう。
宅配の依頼の際に法要の日程を伝えておくと、当日に花がキレイに咲くように手配してくれますよ。
忙しくて手配する時間がないとき、ネットなら深夜でも注文できます。
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四十九日のお供え お酒
お酒をお供えするのは良くないという意見があります。仏教は不飲酒戒があるからですが、宗派にもよります。弘法大師はお酒に寛容だったとも聞きますし、天台の伝教大師は許さなかったという話もあります。
そして地方によっても違うので、お酒をお供えしたいという場合は施主に相談してから決めるのが無難です。
持ってきてほしいと言われた時のみ、ですね。ついでに日本酒、焼酎、ビールのどれがいいかも聞いておくと親切です。
四十九日のお供え 線香やろうそく
線香やろうそくというのは御供えの定番ですよね。無難だからという理由で贈る人が多いようですが、持て余している人が多いです。
というのは葬儀や四十九日前までの七日ごとの法要では線香は確かに使うんですが、四十九日を境にお線香もろうそくもあまり使わなくなるからです。
実際に場所も取るし、持て余しているという人も多いです。「お葬式でいただいた線香を使いきるのに8年かかった」という話もありますし、四十九日の法要のお供えは違うものにした方が親切だと思います。
それでももしお線香を贈るのであれば高級なものや良い香りのものを選ぶようにして、特別感を出すようにするといいでしょう。
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四十九日 お供え物 金額の相場
四十九日のお供え物の金額は2,000~5,000円が相場と言われています。ちょっと幅がありますので、気になるようでしたら周囲に確認するのもいいでしょう。四十九日の法要は盛大にする必要はありません。
ですが果物やお花などを専門店で準備した場合は割高になりますので、5,000円以上にはなってしまうと思います。
全体的には日持ちのするお菓子を持っていく人が多いようですね。
四十九日 お供え物 のしの書き方
お供え物にかけるのしと呼ばれる掛け紙やその書き方について確認しましょう。
四十九日のお供え物には掛け紙
「のし」というのはあわびをのしたものを簡易化したものです。これはお祝いの時に使うもので、仏事用では「のしなし」にします。
ですが慶事用・弔事用に関わらず、品物にかける掛け紙のことを「のし」と言う人が多くなっているようです。
デパートや催事場では「のし」と言っても確かに通じますが、仏事や弔事の時は水引のみがついた「掛け紙」をお願いするのが正しいです。
買う時にお店で「四十九日の法要のお供え物」であることを伝えると対応してくれます。
四十九日のお供え 水引の色
掛け紙は「のしなし」です。一般的に水引は色が黒白または双銀で結びきりのものを選びます。
ただし京都では葬儀のときから黄白の水引きを使います。そして京都に影響を受けている関西・北陸・四国などの地域では葬儀は黒白、初七日からは黄白。または四十九日までは黒白、その後の法要は黄白という地域もあります。
これは宗派というよりも地域的な問題ですので、法要が行われる地域がどうなのかを確認した方がいいでしょう。
四十九日のお供え 表書きの書き方
掛け紙の表書きは、持参する香典の不祝儀袋とは違い「御供物」「御供」と書くことが多いようです。全国的に使えます。
下段は贈る人の名前を書きます。同じ名字がいない場合は姓のみでも構いません。
四十九日のお供え のしは薄墨?
四十九日は濃い墨か薄墨で書くか迷うところですが、どちらも間違いではないです。
法要というのは前もってわかっていることですので墨をする時間は十分にありますし、葬儀から時間が経っているので涙で墨が薄くなることもありません。
ですので、わざわざ薄墨を使う必要はないんですが、香典返しなどは薄墨のことが多いので、不祝儀は全て薄墨と思いこんでいる世代もあります。
ということから、どちらかといえば薄墨で書いた方が無難だと思います。
店頭で掛け紙をかけてもらう場合はおまかせしてもいいかもしれません。
四十九日のお供えは内のし外のし?
どちらもマナー違反ではありませんが、お供えをするときには外のしが使われることが多いです。誰からのお供えなのかというのがすぐにわかるからです。
ただし配送の場合はもう一枚包装紙が必要になってしまうという都合から内のしになることがほとんどです。
四十九日のお供え物についてのまとめ
お供えを何にするかは中々決めにくいですよね。
結局、肉・魚以外は大体お供えしても良いという流れになっているからでしょう。
そして表書きのマナーは時代と共に変化するので、難しい所です。
困った時は「施主やその家族が不快な思いをしないように」というのを一番に考えるといいかと思いますよ。
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